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楽しさ以上に得られるもの ハッカソンのメリットとは

最近は大都市圏を中心に、多くのハッカソンが開催されています。システムベンダーが主催するものから、デジタル製品を製造するメーカーが主催するもの、大規模なものからアットホームなものまで、主催者・形態もさまざまです。盛り上がった様子が伝わるイベント記事を目にして、あなたも一度は参加してみようかと考えたことがあるのではないでしょうか。ハッカソンは、参加してイベントそのものを楽しむことはもちろんのこと、自身のキャリアにとっても大きな転換点になるかもしれません。ハッカソンで得られるメリットに迫っていきましょう。

技術の腕試しと、社外に広がる人脈

ハッカソンのメリットとして、すぐに思い浮かぶのは、技術力の向上と社外で作れる人脈でしょう。ハッカソンはもともとプログラミングに励む「Hack」という言葉と、「Marathon(マラソン)」の掛け合わせであり、技術志向の高いイベントであることがほとんどです。数日間にわたって寝食以外の時間を充てる耐久戦もありますが、数時間で終わるライト版もあります。

会社のプロジェクトではなかなか振るう機会のない腕を存分に発揮することで、自分の技術力を高めることができます。システムベンダーが主催するイベントであれば、開発者そのものにアドバイスやフィードバックを得られるチャンスもあるでしょう。

またエンジニアの中には、社交的にふるまうことが苦手で、社外の人脈を積極的に築けていない人もいるかもしれません。ハッカソンであれば、比較的興味関心が近しい人と技術で盛り上がることができるため、深い関係を築きやすい土壌が整っているのも特徴です。

プロダクトを一から作れる貴重な体験

忘れられがちで、かつ非常に大きなメリットが「あるプロダクトを最初から最後まで作り上げる」という経験そのものです。仕事で担当するプロジェクトは、その規模が大きくなれば大きくなるほど、全体像を把握することは難しくなっていきます。自分の担当領域の仕事が、実際のビジネスの現場でどのように活用されるのか、プロジェクトの全体像が見えないためにイメージがわかないという方も多いでしょう。

ハッカソンであれば、企画・設計の段階から出来上がりまでの一連のプロセスを体感することができ、ビジネスモデルの勘所を体得することができます。「IoT検定から紐解く IoT人材に求められる役割と資質とは」の記事でも見てきた通り、IT融合領域における最もメジャーな悩みは「ビジネスモデルの構築」であり、このスキルを持っているエンジニアは重宝される傾向にあります。ハッカソンでプロダクトを一から十まで作り上げる経験は、自身の市場価値の向上にもつなげることができるかもしれません。

メリットを享受するためのポイント

いいことずくめのように見えるハッカソンですが、これらメリットを享受するためには、参加の段階で適切なハッカソンを選び出すことが重要です。主催者側にとってハッカソンは、ボランティア活動などではなく、明確な目的を持って開催するイベントです。例えばそれは、新製品のマーケティングや、ハッカソンの結果から新規ビジネスのヒントを得るというものもあるでしょう。その主催者側の目的と、自分がハッカソンに何を求めるかが一致しなければ、参加によるメリットは半減してしまうかもしれません。

必要であれば事前に主催者側に連絡をし、どのような目的のイベントで、どのような参加者を想定しているのか、といった点を確認するとよいでしょう。自分に合ったハッカソンを選び出し、キャリア向上に役立てていってください。

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