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IT業界でのキャリアアップに資格を利用する 学習プロセス7:2:1の法則とは

ITエンジニアとしてのキャリアアップを考える際に、資格をどのように活用すればよいのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。IT資格は特定の分野を体系的・網羅的に学べるという魅力がある一方、巷では「資格があっても実戦では役に立たない」という論調も根強くあり、結果的にキャリアアップにつながるかどうかが見えづらいというのも、悩みに拍車をかけるひとつの要因でしょう。

しかし「人はどの要素からどのようにして学ぶのか」を表した学習プロセスに照らし合わせ、資格を正しく取得すれば、自身のキャリアを大きく成長させることができます。ここでは、「7:2:1の法則」を利用して資格をキャリアアップにつなげる方法を見ていきたいと思います。

人の学習の7割は経験から、1割は座学から

卓越したリーダーシップ教育の提供で知られるCenter for Creative Leadership所属のM.モーガンほかは、人が何から学習するのかを表した「7:2:1の法則」を提唱しました。これによると、人が学習する際に7割は実践の場から、そして1割は座学から得られた知見だと考えられています。多くの場合、会社での仕事は7割の実践からの学び、資格勉強は主に1割の座学からの学びに分類されるでしょう。

1日8時間勤務だとすると、1か月の所定労働時間は160時間。この160時間を7だとすると、月に約23時間を資格勉強にあてれば、理想的な時間配分となります。案外少ないと思われるかも知れませんが、1日あたり約1時間程度を資格勉強にあてることになりますので、意識的に時間を確保する必要があります。また資格によっては標準学習時間が提示されているものもありますので、これを参考にいつどんな資格を取っていけば良いのか、計画を立ててみてはいかがでしょうか。

残りの2割は他者のフィードバックから

学習プロセスの残りの2割は、他者からのフィードバックだと言われています。「キャリアアップのために資格勉強でもするかなぁ」と思いたったときに盲点になりがちなのは、実は資格の分野や中身よりも、この他者からのフィードバックです。

先ほどの計算だと、一日あたり2時間程度の他者からのフィードバックが必要ということになります。上司や同僚と頻繁にディスカッションをする方であれば問題ありませんがが、個人プレーで黙々と作業を進めるタイプの方は要注意かも知れません。周りのメンバーから自分の仕事について、率直な意見のもらえる場を作っていくことで、7割の実践と1割の座学をより効率的に学びとして定着させることができるでしょう。

まとめ

IT技術者としてキャリアを伸ばしていくためには、数あるIT資格を上手に利用する必要があります。やみくもに資格の数を追い求めるのではなく、7:2:1の法則に基づいて計画的に取得していくとよいでしょう。また忘れられがちなのが、2割の他者からのフィードバックです。今一度、フィードバックを受ける機会が十分にあるかどうか、確認してみてはいかがでしょうか。

参考文献

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