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エンジニアもセルフブランディング 自己流テックブログのススメ

巷には様々な企業のエンジニアやCTOが執筆しているテックブログがたくさん存在します。バグ対応や作業に行き詰まった際など、何度となくお世話になったことがあるのではないでしょうか。このテックブログには、読む側にとってはもちろんのこと、書く側にとっても大きなメリットがあります。

メリット1:あなただけの学習ノート

「この実装、以前に対処したはずなのだけど、対処方法が思い出せない。仕方ない、過去のプロジェクトからソースを漁ってみるか…」といった経験は、エンジニアならば一度はあると思います。しかし、過去に手掛けた大量のプロジェクトの中から、お目当てのソースを見つけることはかなり手間がかかります。

新しいテクニックや実装方法を学んだ際は、その都度メモ程度でもいいのでブログにつづることで、このような手間を大幅に削減することができます。いわば、ブログはあなたの学習ノートです。ブログをつける際には、コードの実装方法だけではなく、その背景や、陥りやすい罠なども書いておくとよりよいでしょう。

メリット2:強力なセルフブランディングツール

企業が運営しているテックブログは、主に企業のブランディング向上やリクルーティングのために行われています。ではブランディングという観点で、テックブログは個人にとってはどんなメリットがあるのでしょうか。

今や企業の枠を超えて、個人同士が結びついて働くということも珍しくなくなりました。クラウドソーシングなどの仕組みで、会社以外のプロジェクトに個人的にチャレンジしている方も少なくないでしょう。また転職活動の際にも、伝統的な転職エージェント以外にも、LinkedInなどの新しい転職手法が徐々に広まってきています。その中で、あなたの仕事の一端をつづったテックブログは、仕事相手・転職候補企業の技術採用担当者にとってはあなたの仕事ぶりを観察できる、強力な職務経歴書になるに違いありません。あなたのテックブログは、ありきたりな履歴書よりも、はるかに雄弁にあなたの専門性を語ってくれるのです。

ブログを立ち上げてすぐに結果は出ないかも知れませんが、1年後にはテックブログが何かしらの縁をつないでくれることもあるでしょう。

注意点:内部情報や知財の流出の危険性

これまで個人のテックブログのメリットを見てきましたが、所属する会社やクライアントの内部情報、知的財産などが流出しないよう、内容には細心の注意が必要です。プログラムのソースコードやノウハウは、それ自体が会社にとっての競争優位性になりうる重要なものですし、またブログの内容を時系列に見ていくことでプロジェクトの全体像が判明してしまう可能性もあります。

例えブログに会社名を書いていなくても、SNSのアカウントが割り出せる程度の情報が載っていれば、SNS上のつながりや写真などから所属組織を割り出すことは難しいことではありません。特にセルフブランディングツールとして活用する場合は、ある程度の個人情報を載せる必要がありますから、リスクはさらに高まります。思わぬ所で内部情報や知財の流出になってしまわないよう、日頃から投稿内容には十分に気を付けるようにしましょう。またあなたがマネジメントの立場にいる場合は、あなたの部下が情報流出をすることのないよう、定期的な教育による意識づけなどの施策を行うべきでしょう。社員との雇用契約書に、ブログやソーシャルメディアの利用に関する注意事項や、情報流出が起きた際の責任の所在を明記しておくことも有効です。

個人のテックブログには、エンジニアとしての成長日記や個人のブランディングという観点で、非常に大きな意味のある活動です。反面、情報流出による事故が起きることのないよう、節度を持った運営が大切です。

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